その本は　　　　　又吉直樹　ヨシタケシンスケ


本好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。
そこで王様は二人の男を城に呼び、男たちに世界中の『めずらしい本』を本について知っている者を
探し出し、その本の話を聞き、自分に教えるように命じました。旅に出た二人の男は、たくさんの本
の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した--------。



小説すずめの戸締まり　　　新海誠


九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、旅の青年との出会いから、
全国各地で開かれた災いの元となる「扉」を閉める旅へ出ることになる。
過去と現在と未来をつなぐ、“戸締まり”の物語。